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インドの結婚式

20年ほど前、インドのラジャスタン州コタ(Kota)で結婚式に参列したことがある。
取引先の友人、SK氏が会社のTownship内の施設で催される義妹の結婚式に招待してくれたのだ。

季節は1月の下旬。冬は気候が冷涼で過ごし易く、結婚式のシーズン。
午後8時半、Townshipの外でにぎやかな音楽や声が聞こえ始める。花婿のパレードがやって来たのだ。花婿は白い衣装を着て、赤いターバンを巻いて、白馬にまたがっている。そして、子供を一緒に乗せている。これは花婿を一人にしないためだと言う。白馬の後ろには作り物の馬車が続く。花婿の周りには、花婿の友人達がランプの提灯を手にして、阿波踊りのようなダンスをしている。

花婿は花嫁の待つホールに到着する。
花嫁の身内の女性が花婿の口にパン(Pan。香辛料をミントの葉で包んだもの)を入れる。
花婿は、花を足元に散らされながら、奥の玉座へと向かう。そして、向かって左側の席に座る。
中央通路を花嫁が進む。
花婿は立って花嫁を迎える。
向き合って立ち、花輪を互いの首に掛ける。
花婿と花嫁が並んで座り、親族や来賓が次々に祝福する。
記念撮影。
花嫁の後方に立つSK氏の顔が輝いている。

別の会場(テントを張った中庭)でパーティーが始まる。立食。

夜もとっぷり更けてから、いよいよセレモニーが始まる。
小さいテントの中に親族が集まる。
囲炉裏に火を焚き、司祭が脂や香料をくべる。
新郎新婦の右手を黄色い布でくるんで結ぶ。
火の周りを新郎新婦が時計回りで6回まわる。
始めの3回は新郎がリードし、後の3回は新婦がリード。
司祭の説教。
新婦より7つの質問と新郎よりの5つの要求を司祭が代読する。
それに「Yes」と答えると正式に結ばれる。

例えば、
「新婦の親は大散財をした。認めるか」
「巡礼に行ったり、施しをする時は相談してくれるか」
「実家に帰る時には許可を取れ」
「私を一人にしないでくれ」
「明日私が貧乏になった時にも離れないでくれ」
etc.

その後、最後の1回火の周りをまわる。
ティラクを付け合う。
新郎の眉間。新婦の額と左手首。
赤は悪を追い払う印。

その後、寺院でセレモニーの続きが行われたが、午前零時を過ぎており、私は退出した。

それから約1年後、SK氏の突然の訃報が届いた。
溺死とのことだった。
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テーマ : セラピー&ヒーリング
ジャンル : 心と身体

プロフィール

迷林亭主

Author:迷林亭主
迷林亭主ことカウンセリングルーム・メイウッド室長 服部治夫。
三鷹市の住宅地に佇む隠れ家的なヒーリグ・スペース。
古民家を改装したくつろぎの空間で、アートセラピーや催眠療法などを活用し、カウンセリングやヒーリング、創造性開発の援助に取り組んでいます。

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