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椿

メイウッドの玄関先の椿が満開になった。

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年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず

昨年の今頃、メイウッドは開室の準備中だった。
そして、この一年の間に実に色々なことがあった。
1000年に一度の大震災も。

「花相似たり」だが、同じではない。
「人同じからず」だが、実は相似ている。
自然も人間も似ているけれども同じではない。
同じではないが、似ているのだ。
上記のように捉えれば、この詩句は方丈記の「ゆく河の水は絶えずしてしかももとの水にあらず」と同様、無常観を表現していると思われる。

しかし、劉廷芝は、自然には距離を置いて、相似性を強く感じている一方、人間については、逆に相違の方を意識し、古人の不在に思いを寄せている。
詩人の心の優しさだろうか。

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テーマ : 「生きている」ということ
ジャンル : 心と身体

プロフィール

迷林亭主

Author:迷林亭主
迷林亭主ことカウンセリングルーム・メイウッド室長 服部治夫。
三鷹市の住宅地に佇む隠れ家的なヒーリグ・スペース。
古民家を改装したくつろぎの空間で、アートセラピーや催眠療法などを活用し、カウンセリングやヒーリング、創造性開発の援助に取り組んでいます。

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