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フォーカシング体験

フォーカシングについては6月28日の記事を読んで頂くとして、本日は、私自身がかつてフォーカサーとして体験した内容をご紹介したい。

この時には、気になっている事柄を入口としてフォーカシングに入った。
気になっている事柄とは何となく空虚な感覚で、私は『空き箱』と名付けた。

『空き箱』を身体の中に戻したところ、胸の中いっぱいに何かがムッと充満しているような感じがする。
中に石炭の燃えがらが詰まった箱のような感じ。
胸の中のムッとした感じが治まって来て、少し穏やかな温かさが腹の下の方へと降りて来る。
眼の前にプールが見える。
プールの角の外側からプールの方を見ている。
プールの中には黒い色をした液体が満たされ、底の方からトクトクと湧き上がって来るように、いくつものゆるやかな山のような波立ちが起こっている。
プールの向こうは全面窓で薄曇り。
突然、のどから胃の辺りにかけてグッと詰まったような熱さを感じる。
気持ち悪い。
しばらくすると、熱さが右側に動き。それから下に下がって来る。
眼の前に、板のような物で作った折りたたんだ脚と、脚の先にくくり付けられた車輪のイメージが浮かぶ。
昆虫の脚みたいだ。
次第にバッタのような昆虫の全身が見えて来て、羽を拡げて、今にも右から左へと飛び立とうとしている。
すると、右上の方から真っ黒な帳が降りて来て、徐々に視界を覆い尽くす。
眼の前は真っ暗で何も見えない。
突然、右腹に感じていた熱さがピョンと左腹に飛ぶ。
視界の下の方から白い光が上って来る。
白い噴水が吹き上げているようだ。
丹田の辺りにしっかりした温かさを感じる。
その温かさは強く安定していて動かない。
先程、間を取った後に感じた、野原の太陽の日射しの感覚に似ている。
「その状態に何と名づけますか?」
「生命(いのち)」
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テーマ : セラピー&ヒーリング
ジャンル : 心と身体

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プロフィール

迷林亭主

Author:迷林亭主
迷林亭主ことカウンセリングルーム・メイウッド室長 服部治夫。
三鷹市の住宅地に佇む隠れ家的なヒーリグ・スペース。
古民家を改装したくつろぎの空間で、アートセラピーや催眠療法などを活用し、カウンセリングやヒーリング、創造性開発の援助に取り組んでいます。

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